世界自然遺産として登録される評価基準(クライテリア)は「自然景観」「地形・地質」「生態系」「生物多様性」の4つあります。知床は流氷が運んでくるオキアミなどの豊富なプランクトンにより豊かな「生態系」をつくっているということ、シマフクロウ、シレトコスミレなどの植物、サケ科魚類やトドなどの「生物多様性」の2点評価され2005年世界遺産に登録されました。しかし、管理上の課題も指摘され、トドの生息の保存、40もあるダムは撤廃しサケの遡上対策をするなど多くの対応が義務づけられユネスコが最近審査のため知床を視察しています。この審査結果はIUCNに送られ今詳しい分析が行われているそうです。場合によっては取り消しも!?・・かなり厳しい指摘があるようです。 事務局長の山口さんの話によると夏はカミヤックなどで毎日3000〜4000の観光客が海からはいってくるし、陸路でも多くの観光客が入る、このままでは知床の自然は守れないと訴えられました。国は立ち入りのルールを決めたり、管理計画を策定したり、自然を守ることをもっと計画的に行うべきと提言されていました。知床の自然を守るためにアドバイザリー機能として科学委員会(常設は国内初)が設置されたそうです。ユネスコの指摘もあり、やっと水産庁、環境庁、林野庁、道庁の連携が動き始めた段階ということです。世界自然遺産の管理運営をどうして行くか自治体では抱えきれない大きな課題に国の支援のあり方も問われています。
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